
御なたね油とは
菜の花の町よこはまの風土が育んだ黄金色の最上級なたね油「御なたね油」。天日干し自然ろ過仕上げの圧倒的風味が特徴の一番搾りエクストラバージンオイルです。
生で味わうとナッツの風味を感じ、加熱すると菜の花を茹でた時の香り。そのままパンにつけても、ドレッシングとしても美味しく味わえます。

日本最大級の菜の花作付け面積を誇る、青森県下北半島横浜町の上質な菜種を100%使った「御なたね油」。無農薬栽培で育て、天日干しした菜種を非焙煎で圧搾。手間暇かけて丁寧に自然濾過を繰り返すことで、菜種独特の青臭さ、えぐみ等を取り除き、菜種本来の風味が際立つ味わいに仕上げています。自然のままにこだわった手作りの無添加菜種油です。
【こだわりの製法】

①『無農薬自然栽培』
原料となる菜種は横浜町産100%。農薬や化学肥料等を一切使わずに栽培しています。菜種の中には健康リスクがある不飽和脂肪酸の1つ「エルシン酸」を多く含む品種がありますが、私たちが栽培している菜種は、遺伝子組み換えでない「キザキノナタネ」という無エルシン酸の品種となります。

②『非焙煎天日干し』
菜種は全量昔ながらの「天日干し」を行っています。焙煎したり温水につけることで搾油量は飛躍的に増加し、作業時間も短縮できますが、風味が損なわれてしまうため、これらの処理は一切行わず、素材を活かす生搾りにこだわっています。

③『無添加・非加熱搾油』
化学溶剤を使うことで作業効率を上げ、搾油量を向上させることができますが、添加物のニオイを取り除くために高温で加熱する必要があり、菜種本来の風味は損なわれます。私たちの「御なたね油」は、薬剤を一切使わず、さらに菜種特有のエグミを極力出さないよう、非加熱でじっくり時間をかけて搾油しています。

④『自然ろ過仕上げ』
搾油後の一番搾りを数日間静置後、上澄みだけをすくい、濾紙で6回濾過しています。その仕上りは雑味がなく、一般的な菜種油とは全く味わいが異なります。瓶詰め作業も1本ずつ確認しながら手作業で行っています。
【御なたね油ができるまで】
■8月

『菜種蒔き』
菜種と一緒に、油を抽出した後の菜種の絞りカスを播種します。初雪を迎える頃には新芽が手のひらほどの大きさに成長し、雪の下で養分を蓄えながら越冬します。
■5月

『菜の花の開花』
翌年5月、春を迎えた菜の花は満開となり、横浜町は見渡す限りの菜の花畑で黄色く彩られます。この時期、町の一大イベントである菜の花フェスティバルも開催されます。
■7月

『菜の花の収穫』
菜種のさやがカラカラになる7月頃、2メートルほどに伸びた菜の花を手刈りで丁寧に刈り取っていきます。

『菜種打ち』
刈り取った菜の花を集め、足で踏みこんでかさを減らしながら積み上げていきます。菜の花の山を叩き、さやを割って種を落とし、開き切らなかったさやは、指で一つずつ割っていきます。

『とし掛け(ふるい)』
専用のふるいを使って、さやと種をより分けていきます。地道な作業を丁寧にひたすら繰り返していきます。

『唐箕掛け』
昔ながらの農具「唐箕(とうみ)」を使い、菜種だけを選別していきます。箱の中には風車があり、手回しで風を起こしながら菜種を落とすと、残ったさややゴミなどの不純物が吹き飛び、菜種だけが落下する仕組みになっています。
■8月

『天日干し』
ブルーシートに菜種を広げ、数時間天日干しにします。水分が4~5%以下になったところで保管し、1年を通じて搾っていきます。
■通年

『搾油』
加熱はせず、薬品も一切使わずにじっくり時間をかけて搾油していきます。新鮮な一番搾り菜種油を提供するため、注文に合わせ少量ずつ搾油しています。

『瓶詰め』
搾油後に数日静置し、上澄みだけをすくい、安曇野和紙で6回自然濾過します。手間と時間をかけて精製された菜種油を一本一本丁寧に瓶詰めして完成です。
【御なたね油の認定・受賞歴】

【農林水産大臣賞受賞】
御なたね油は、平成21年度優良ふるさと食品中央コンクールの国産農林産品利用部門で、最高賞の「農林水産大臣賞」を受賞しました。全国各地で製造された優良食品を顕彰するコンクールで、「手間とこだわりから生まれた、これまでの菜種油のイメージを変えた逸品」と評価されました。
【食の3重丸認定】
御なたね油と天日干しのなたね油は、2021年度「食の3重丸」に認定されました。日本産、安心安全、美味しさといったの厳しい基準をクリアし、信頼できる良質な製品として評価されました。
【デザイン部門大賞受賞】
御なたね油(90g)の個性的なオリジナルパッケージは、第1回青森県産業技術センター主催「青い森の良品発掘コンテスト」デザイン部門大賞を受賞しました。
① 越前和紙(特注)
「福井県和紙工業協同組合」様ご協力のもと、1年半かけて完成した特注の和紙を使用しています。菜の花の黄色と緑に染めて漉き、それぞれの色を裏表に合わせ一枚に仕上げています。
② 麻紐
植物由来の天然繊維の中でも、特に切れにくく丈夫な麻紐を採用。「漁師結び」という結び方で2回結び、一つ一つ手作業で仕上げています。
③ ラベル
和紙素材のラベルに書かれた「御なたね油」の文字は、むつ市の書家「佐々木晩楓」氏によるもの。商品名の「御なたね油」は登録商標となっています。
④ 角ボトル
おしゃれでかわいい角ボトルは「日本精工硝子株式会社」様が当時新作として発表したものを採用。東北で初めての使用となりました。

【選べる商品ラインナップ】
御なたね油は、お好みで選べる各サイズをご用意しているほか、低温で搾油した最上級グレード「Highest Grade 御なたね油」も好評発売中。また、青森県産生ニンニクを使った「御なたね油ガーリックオイル」や、てんぷら・炒め物などに最適な加熱用「天日干しのなたね油」などもご用意しています。ご贈答には化粧箱入りのギフトセットをどうぞ。